マザーハウスでのボランティア初日。

 

コルカタでボランティアをする人にとって、朝は早い。

7時には宿から徒歩20分の距離にあるマザーハウスに集合しなければならない。そこで朝ご飯のチャイとバナナ、パンを頂き、各班に分かれてそれぞれのボランティア先に出発する。

 

そのため、この日は6時起き、6時半に宿を出て、計7人の日本人の仲間と八木さんに道を案内されながらマザーハウスへ向かう。

それまでの道が面白く、大量のトゥクトゥクや人力車、バス、バイク、車が今にもぶつかりそうなくらい交差していく。それに僕らが避けるようにかわし、道を進む。 そんな日常の中には日本では見られない沢山の習慣がある。男女関係無しに公共の体を洗う場所があったり、大きな皮の袋に水を汲む人やそれを一滴もこぼさないぞと言うように必死に飲む人、ゴミが山積みになっていてそこに野良犬やカラスが群がっていたり、普通に牛やヤギがいたり。全てが新しい。

 

 

こんなに興奮する感覚は旅が始まって以来。東南アジアはどこかしら日本と重なるところがある。顔や肌の色、習慣は違えど、服装も洋服やし建物も同じものが結構多い。だから東南アジアは初バックパッカーとして行きやすいと言われる所以なんやろうと思う。

でもインドは皆無と言っていいほど日本の生活や習慣、文化とかけ離れている。だからインドへ初めて来た人は戸惑いが隠せずに右往左往する(ぼったくられる人はほとんどこの時)。でも日が経つうちにそれにも慣れ、色んな意味で考えさせられ、「行って良かった(=沢山の経験や幅広い視野を身につけることができた)」って心から思う人がほとんど。それは修行ではないけど、自分自身の成長や新しい自分と出会うにはこの国は適しているんかもしれん。

 

 

マザーハウスはなかなか分かりにくい場所にあった。八木さんがいなければ確実に迷っていたし、遅刻していたやろう。この女性は誰か分からんけど、ココが入り口。


 

入り口を入るとまず大きなマザーテレサ像に対面する。ここはマザーテレサの家。この人がいなければこの場所自体無かったのだ。偉大すぎる人物であることに気付かされる。

 

 

奥の部屋へ案内され、まだ7時前というのにもうすでにかなりのボランティア希望者で溢れかえっている。20代~ご年配の方まで、世界中から人が集まっていた。

(この中からボランティアが終わるまで全て撮影禁止。マザーテレサ像もシスターの許可を得て特別に撮影させていただいている。)

そこではこれからボランティアをする人のために無料でバナナ、パン、チャイが配布される。時間までそれらを食べながら談笑していた。

30分が過ぎ、ここでシスターが現れ、辺りが一瞬にして沈黙に変わった。これからこの部屋に集まるボランティアの同志と一緒に、声を合わせて詩を読み、その後に唄を合唱。

これはボランティアをする上で、大切なことを再確認し、意思統一しようということなのか。それは分からんけど、唄の最中は胸が熱くなり、緊張からくる不安からこれから行くんやという決心に変わった。

詩を読み、合唱した後、シスターから事務連絡がある。その後にいよいよ出発。本当は説明会を受けてからボランティアをする必要があるそうやけど、シスターは簡単に3日券をくれた。

 

施設は以下の9ヶ所がある。(インドチャンネル参照。)

 「ニルマルヒルダイ(清らかな心)」死を待つ人の家。超重病人。男女ごとに分けられている。

「ダヤダン(親切な贈り物)」、障害児の集まる家。

「プレムダン(愛の贈り物)」、重病人と捨てられた老人の集められた家。後天的なもの。

「シュシュババン(子供の家)」、孤児の集まる家。

「シュシュババン ハウラー」、孤児、正確には親はいるが子供を養えない家の子の集まる家。

「ガンディースクール」、貧しい子達に英語や簡単な数学を教える学校。

「ナボジバン(新しい人生)」、幅広い年齢の障害者。先天的なもの。

「シャンティダン(平和な贈り物)」、女性専用の精神障害・精神薄弱者。

「ハンセン氏病(らい病)センター」、らい病患者とその家族が住み、働く所。(ボランティアを受け入れておらず見学のみ。)


旅行者は主に以下の施設でボランティアができる。

 シュシュババン(Shishu Bhavan) 孤児の家。

プレムダン(Prem Dan) 後天的障害者の家。老人が多い。

シャンティダン(Shanti Dan)女性、精神障害・精神薄弱者の家。

ニルマルヒルダイ(Nirmal Hriday)死を待つ人の家。超重病人。

ダヤダン(Daya Dan)障害児の家。

ナボジバン(Nabo Jibon)先天的障害者の家。年齢層は幅広い。

 

僕が渡されたチケットには「Prem Dan(プレムダン)」と記載されていた。"プレムダン"とは、お年寄りや障がい者が集まるボランティア施設。そこでマッサージをっしたり、ご飯を運んだり、掃除をしたり、お話をしたり、介助したり、やることは沢山ある。

 

マザーハウスを出てバスで移動。15分少々でボランティア先に着く。バス降り場からボランティア先まで徒歩で1分くらいやけど、それまでにも家がなくダンボールやガラクタで作ったような家々が並び、その周りは大量のゴミで溢れている。使い古した大量の1.5Lのペットボトルの中から、その家の住民であろう3歳くらいの幼い子どもが出てきた時は何がなんだか、衝撃で言葉に詰まった。そんな家がずっと並び、そのすぐ側にボランティア先があるというのもなんだか皮肉な光景であった。

 

 

その先には路上生活者もいた。マザーハウスで預かる子どもたちから大人の定義は、「貧困の中でもさらに貧困な人々」だそう。家もなく、ご飯も食べれず、身動きもできない人を救うらしい。でも、マザーハウスのすぐそばにこんなにも沢山の浮浪する子どもたちや大人がいて、家もゴミに囲まれた簡単なもの。インドはマザーハウスだけでは手に負えない状況にあることを目の当たりにした。

 

ボランティア先の外観は言葉は悪いけど、まるで刑務所のよう。古びた高い壁の頂上に有刺鉄線が痛いほどぐるぐる巻きにしてある。入り口を入ると、今までに見たこともない光景が広がり、感覚が麻痺し、よくわからない状況になった。

年配の障がい者の方とは日本でも1週間だけ関わったことがある。でも、それとは遠く遠くかけ離れている世界がこの「収容所」の中にはあった。自分の目で患者さんの目や姿を見ることができなかった。足や腕が無い人。そこらじゅう化膿して治療されていない人。顔が膨れ上がっている人。ほとんどの方に共通していることは、体全体、足や腕もガリガリにやせ細っている。見ただけで栄養失調であることが分かる。「医療はまだまだ届いていない」ことが入ってすぐに分かった。そんな衝撃以上の何かが僕の頭を真っ白にさせ、「この人たちに自分は何ができんねん」って、消えかかっていた不安が爆発しそうになった。

でも、衝撃で感覚が朦朧とした中でも「よく来てくれた。」と言わんばかりに、握手をしてくれたり、僕自身にお祈りをしてくれたり、体をポンポンと叩いてくれたり、元気よく「ナマステ」と挨拶をしてくれたり、皆さんが歓迎してくれていることははっきりと覚えていた。

 

 

これが一日の日程表。施設内に貼ってあることから日本人のボランティアが多いことが分かる。

一日の流れは、掃除→患者さんのお世話→おやつ→休憩→昼食→掃除→終了と、昼過ぎまで行われる。この施設へ入れば僕らはボランティアではなく"brother(ブラザー)"と呼ばれる。女性はシスター(カトリックの修道女)。ブラザーはカトリック教会で一般の平修道士をさすけど、ここでは関係無しにそう呼ぶ。

まずは約1時間かけて掃除。ベテランの人はその間に患者さんにマッサージをしたり、髭を剃ったり、クリームを塗ったりとお世話をする。

患者さんとの関わり方がわからず、とにかく掃除は頑張ろうと一生懸命やった。コンクリートの施設内をまず水で流し、落ち葉やゴミなどを側溝へ流す作業。これだけでも結構な労力を遣う。聞いてた話よりもキツそう。最初はそう思った。

掃除が終わると少しずつ環境にも慣れ、患者さんを避けていた自分ではなくなっていた。この後はマッサージ等をしたり患者さんと本格的に関わる時間。ただ、マッサージなんか人にやったことない上にやられたこともあんまりない。ひげ剃りも自分で失敗するくらいやのに他人に出来るか不安で仕方がない。今日はとりあえず色んな人がやることを見学しようと思い、患者さんとの会話を心がけて接した。言葉を発せない人もいてジェスチャーで会話するしか無かった。想像以上に皆さんが僕を受け入れてくれるので、馴染むのに時間はかからなかった。

 

そしてこのあとは患者さんにチャイやクッキーを運び、僕らボランティアの休憩時間、その後に患者さんのお昼ご飯タイム、掃除でこの一日は終了。

結果、今日は少しの時間しか患者さんと関わることができず、掃除等の雑用ばっかりしていた。それはそれで良いし貢献してるんやろうけど、まずボランティアだけでなくそこで働くブラザーのインド人も沢山おり、人数が足りすぎている。そのため手持ち無沙汰になるボランティアも結構いた。「うまく仕事を見つける」こともこのプレムダンでは必要であった。

 

色々と意見はあったけど、とりあえず今日は一日の流れを掴むことができ、これから5日ボランティアとして参加する予定なので、明日もっと患者さんと関わることができるようにと施設を後にした。

 

 

ボランティア施設からサダルストリートまで約20分、もう時計は12時を回っていてお昼ご飯を食べに行くことに。ここは昨日紹介したブルーススカイカフェ

 

 

うん、疲れた後の食事はウマい!でも、辛い!沢山の仲間に囲まれてご飯を食べるのは幸せです*^^*

 

 

昼食後は鉄道のチケットを取るために歩いて鉄道予約センターへ。インドの象徴とも言えるこの喧噪さ。この雰囲気結構好き!

予約センターへ行くまでも沢山のオモシロイ光景がありましたよ^^

 

 

お!おっちゃん!!!

 

 

羊、牛、犬、カラス、鳩、普通に道路にいます。こうして動物と共存するという光景もこの旅で初めて☆

 

 

一列に並んでワープロのようなものでパシャパシャやってた。なんやろコレ?!

 

 

 

 

 

 

相変わらずのツヨシ君!

 

コルカタにはこんなお洒落な路面列車や建物も!

 

 

そして無事1週間後のブハネーシュワル行きの列車チケットをゲット☆

インドの長距離列車の値段は破格!寝台で343円とかなり安い!(庄内から梅田往復の方が高いのよ〜)

 

 

晩ご飯は昨日食べた格安屋台で済まし、宿へ帰る途中!日本語ペラペラ(しかも関西弁)のサトシさん(通称)を発見!

路上で服売ってて、コルカタにいる日本人は知らないくらいの超有名人!もちろん日本のテレビ番組にも何度も出たことがあるそう!(本当かはわかりません^^)

サダルストリートの「パラゴンゲストハウス」の隣で服やアクセサリーを売ってます。この人は嘘つかないしただただ良い人なので、サダル行った人是非話してみて下さいな♪コルカタ名物と言っても良いくらい☆でもこの人相当賢いんあやろうなぁと思う。。

 

じゃあ明日も早いし寝よっと^^

 

 

また6時起きやぁ〜〜

 

11/12の出費

〔交通費〕〜テレサハウス 7円

〔交通費〕〜宿まで 24円

〔交通費〕チケット売り場〜宿まで 20円

〔食費〕ラッシー 8円

〔食費〕水 40円

〔食費〕晩ご飯 48円

〔食費〕クッキー 40円

〔食費〕昼ご飯 88円

〔手数料〕ネカフェ3時間 120円

〔宿泊費〕1泊 240円

【合計634円】(^3^)


 

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